我が家では、現在3歳になる娘に対して、叱らない子育てを実践しています。
でも、叱らないと言っても、単に甘やかすだけではいけないと思い、いろいろと工夫をしています。
理由を言って褒める
叱らない子育てで、もっとも基本となるのが、褒めること。
何かできた時や、良いことをした時は、うんと褒めるようにしています。
その時、なぜ褒められたかを、よく分かるようにして褒めています。
「偉かったね」「いい子だね」ではなく、「お片付けできたの、偉かったね」「ちゃんとご飯を食べれたの、いい子だね」といった具合です。
すると、ただ褒められただけの時よりも、次回から、自発的に行動を起こすようになります。
物で釣るわけではないですが、ご褒美に欲しかったものを買ってあげたり、食べたいものを買ってあげたりすることも多いです。
褒められると、欲しいものが買ってもらえる、食べたいものが買ってもらえるというのは、幼児にも分かりやすいようで、これも、自発的に行動するきっかけになっているように思います。
叱らなくてはいけないような時には
叱らない子育てといっても、当然ですが、叱らなくてはならないような状況も起こり得ます。
でも、わがままを言った時、危ないことをした時は、すぐに怒るのではなくて、まず説明するようにしています。
例えば、小さなものを口に入れたときなどは、まず、「怪我しちゃうよ。」「病院に行かなくちゃいけなくなっちゃうよ。」といったように説明をします。
そして、最後に「もうしないね?」と聞きて、うなずいたり返事をしたら、この時には、また褒めます。
なかなか、そのバランスは難しいですが、できるだけ叱らずに、分からせるように説明しています。
叱らない子育てと親の威厳
私自身もそうでしたが、親というのは、子供にとって一番の存在でありたいものです。
親に逆らうなんて、考えもしませんでした。
子供にとって親は、一番偉くて、一番怖くて、一番頼れる人、でありたいと思っています。
でも、叱らない子育てだと、それはなかなか難しいことで、甘やかしがちになってしまいます。
そこで、我が家では、許可という形で、親の立場、威厳を教えています。
我が家では、「お父さんにやっていいか聞いてみて」「お母さんに買っていいか聞いてごらん」というキーワードが頻出します。
このように、許可を得ることによって、親としての立場や威厳を保つようにしています。
娘はもちろん、「これ買っていい?」などと聞いてきますので、「ちゃんと毎日お片付けできる?」などと聞いて、実際にできたらまた褒めるようにしています。
叱らない子育ては、叱らない代わりに褒めるので、親も、褒める機会を積極的に作る必要があります。
のびのびと育ってほしいと思うのは、どこの親も一緒だと思います。
是非とも、素直な良い子に育ってほしいと願っています。