バツイチになってから、恋愛をするのが少し億劫になっていました。
しかし、周りの人からは、「まだ若いんだから恋愛はした方がいい」とか、「子供のためには、父親がいた方がいい」などと言われていました。
恋愛が怖くなる、バツイチアラサー
バツイチになって、この先ずっと自分一人で子供を育てていくのかと思うと、言いようのない不安感や恐怖感のようなものも感じていたし、心細い自分の気持ちを分かってくれる人がいてくれれば、気分もかなり楽になるだろうという思いもありました。
しかし、「自分は、30歳を過ぎたバツイチの子持ち」と考えると、これから恋愛をするということに対しては、臆病になっていました。
そんな私が働いていた職場に、バツイチの子持ちながら、再婚をして、とても幸せそうに暮らしている人がいました。
恋愛に臆病になっていた私ですが、その人の、バツイチになった後の恋愛の話や、再婚後の暮らしの話を聞いていると、やはり、自分も恋愛がしたい、恋人が欲しいという気持ちが湧いてきたのです。
子供がいることを知ってくれている人と恋愛したい
恋愛をするといっても、私には子供がいます。
その子供は、私にとって、生き甲斐であり、宝物です。
子供を大切にしてくれる人でなければ、恋愛が始まることは、絶対にあり得ません。
かといって、恋愛感情を抱いた人に、いきなり「私はバツイチで子供がいます」といってから、付き合い始める勇気もありません。
お互いにいい雰囲気になってから、「実は、私はバツイチの子持ちです」と言うのも、なんだか気が引けます。
しかし、最初から、私の境遇や子供の存在のことを知ってくれていて、それでも私に対して恋愛感情を抱いてくれる人なら、すんなりと付き合い始めることができそうな気がしていました。
職場で、まさかの恋愛へ発展
職場に、以前から仲間ぐるみで仲良くしていた男性がいました。
彼は、五歳年上のバツイチですが、子供はいませんでした。
仲間ぐるみでの付き合いが長かったので、もちろん私がバツイチであることも、子供がいることも知っていました。
彼が、私の子供を遊びに連れて行ってくれたこともありました。
しかし、仲のいい友人としか見ていなかったので、彼に対して恋愛感情などはありませんでした。
「男」としては意識していなかったのです。
そんな彼から、ある日「次に結婚するなら、君みたいな女性がいい」と言われたのです。
本当に驚きました。
冗談だと思って茶化していると、「真剣に考えて」と言われました。
バツイチ同士の安心感
彼もバツイチなので、やはり、そのことが恋愛をする上でのネックになっていたようです。
それが、私に対しては、自分と同じバツイチ同士だという安心感もあって、恋愛感情が高まっていったのだそうです。
私の方も、同じバツイチということで気持ちが楽なので、それから間もなくして付き合い始め、子供を連れて三人で食事に行くことも増えました。
何となく安心感がある、このバツイチ同士のいい関係が進んで行って、ずっと一緒に暮らせるようになっらいいなぁと思っていてます。
お互い、一度失敗した経験があるので、今度は、幸せになれそうな気がしています。