世の中には、色々な人がいます。
職場にも、すぐ怒鳴る上司、相手によって態度を変える同僚、噂好きのお局など。
仕事内容に不満はないけれど、人間関係に疲れて、仕事を辞めたいと思うことは、良くあります。
どんな職場でも、人間関係の面倒は、多少なりとも付きまとうものです。
しかし、日々のストレスを解消する手段は、数々提供されています。
趣味や友人との飲み会、スポーツ等で体を動かす。
ボーナスで旅に行ったり、エステに行ったり。
これで、少しでも気が晴れて、「しょうがない、明日からまた仕事するかな」と思えるなら、もう少し、今の場所で頑張ってみても良いかもしれません。
しかし、ストレスの元を解消しないと、根本的な解消にはなりません。
心身がおかしくなりそうだったら、すぐに逃げてください。
まだ、そこまでいっていない場合は、以下のポイントで、転職を視野に入れてみてはどうでしょう。
何にストレスを感じているかを明確にする
まずは、自分が何をされているかではなく、されたことによって、どう感じることでストレスとなっているかを、客観的に分析してみましょう。
これまでのストレスが重なっていると、原因の人物そのものに、焦点が当たってしまいますが、その前に、ストレスとなったきっかけがあったはずです。
そして、もし、次にその人に、同じことをされた時に、「そのようなことをされると、私はこのように感じるため、そのことをされるのは嫌です。」と、仕事のプレゼンテーションをするように、話してみましょう。
その人に向かって、「あなたの存在がもう嫌」という前に、「その態度が嫌(たとえ誰であっても)」という態度で接すると、相手も、ダイレクトに気を損ねることはないはずです。
相手は、全く自覚なく行っていた可能性もありますが、自覚がなくても、こちらは不快な思いをしている、という意思表示は、しておいた方が良いです。
こういう客観的な発言を、第三者に聞こえるように話すことで、周りからも認識されて、そういう態度を、あなたの前で取らないように注意してくれたり、他の人の態度に注意してくれるかもしれません。
例え、あなたに相手が、「何言ってんだこいつ」的な態度を取られたとしても、それを目撃した同僚は、相手に対する評価を著しく下げるでしょうし、「実は、私もそう思っていました」と賛同してくれる人も、現れるかもしれません。
相手が自分の何が気に入らないのか考える
どう考えても、自分を標的に、嫌がらせされていると感じた場合、何が自分を攻撃対象としたのか、そのきっかけに、思い当たる節がないか考えてみましょう。
もし、信用できる同僚がいたら、ランチでも食べながら、さりげなく聞いてみても、良いかもしれません。
辛辣な意見があったとしても、そこは、ぐっとこらえて、聞いておきましょう。
そういう同僚が多いと判れば、そもそも、その会社は、あなたに合っていないだけかもしれません。
おそらくは、あなたにとっては、取るに足らないことだったとしても、相手にとっては、プライドを傷付けられるのに、十分な理由だったのかもしれません。
あなたに謝るべき理由があったとしたら、そこは、まずは謝ってみましょう。
そして、次回からは、気を付けるようにすると、反省の意を表しましょう。
良識ある人でしたら、先に自分に謝られて、なお攻撃しようとは思わないはずですし、それで、今後の人間関係が、改善されるかもしれません。
会社に改善の協力を依頼する
どう考えても理不尽で、相手に謝っても改善されず、自分にも原因が思い浮かばない場合は、直属の上司に相談しましょう。
相手が直属上司だった場合は、その上の上司に相談しましょう。
仕事に支障が出ているという事実を全面に出して、そのことで相談したいという旨を伝えます。
上司が、相談にのってくれたら、自分がストレスと感じていること、相手と不仲になる理由が思いつかないこと、そのせいで仕事に支障が出ていることを、客観的に報告してみましょう。
大事にしないでほしいという、意思表示もしておいた方が良いかもしれません。
まとめ
会社に改善を依頼しても反応が薄かったり、相手にしてくれないような場合は、その会社は信用できないと考えられます。
早急に、転職を考えましょう。
人間関係で転職するなんて、と思われるかもしれませんが、人間関係の悪化を理由とする転職は、実は、転職理由で一番多い理由になっています。
表立っての転職理由は、「キャリアアップのため」「キャリアチェンジのため」などとしているので、あなたも、前向きな理由を考えれば良いのです。
「嫌なことから逃げ出す」というよりも、「今より仕事のしやすい環境を探す」という方が、気持ちの上でも、積極的に転職活動ができるようになります。
転職サイトや、転職エージェントなどを利用すると、転職活動がスムーズに進んで行きます。
働きながらの転職活動では、面接日時を考慮してくれる会社がほとんどです。
自分で納得して仕事に取り組める環境を、自らの力で勝ち取りましょう。