ダンスにもヨガにも欠かせない「音楽」。
音楽は、ダンスやヨガに、どのように関わっているのでしょう。
音楽と身体の関係性
ダンスとヨガに共通するのは、やはり、ストレッチです。
特に、ヨガには、「身体と心は深く繋がっている」という理念があるため、リラックスできる音楽が必要となります。
バレエのレッスンの際に、ピアノ音楽を使うのは、ピアノの音色(特に、モーツァルトが良いとされます)が、リラクゼーション効果が高いというのも、理由の一つかもしれません。
ヨガは、インドが発祥地で、東洋医学の要素もあることから、身体と心に良い音楽として、脳波に影響を与える、α波、θ波の音楽が、よく使われます。
マッサ-ジ店やエステなどでも、よく流されていますが、「水の流れる音」「竹楽器の音」「鐘の音」「鳥の声」などは、脳波に良いとされています。
ダンスにとっての音楽
ジャンルにもよりますが、ダンスには、音と共に楽しめるような、少しリズム感のある音楽が良いです。
ダンススクールでは、ストレッチの他にも、アイソレーション(身体の動きをマスターするための練習法)や、コンビネーション(インストラクターの振付けで、生徒が踊るもの)があるので、ある程度は、β波(緊張や警戒心を感じているときの脳波)が出やすい音楽を使用することが多いようです。
強い低音が響く、ヒップホップやポップス、ロック音楽などには、このβ波が出やすいといわれるので、集中して動き、テンションを上げることができます。
しかし、モダンダンスのように、人の感情に訴えかけるようなダンスや、シットリした作品を踊る時には、この限りではありません。
まとめ
ダンス作品を作る時には、メンバーや観客に、どのようなことを訴えたいか、またレッスン時には、身体にどのような変化を与えたいかなどによって、音楽選びも様々になってきます。
音楽の力を、うまく使い分けることが大切です。