ヨガの理念は、最近注目されている「断捨離」の理念の元となっています。
断捨離
断捨離について、たくさんの著書も出されている、著者のやましたひでこさんは、もとは、ヨガに取り組まれており、その道場で「断捨離」の哲学が生まれたといわれています。
「断」は、欲望、入ってくるもの、要らない習慣を断つ、
「捨」は、要らないもの、地位や肩書などを捨てる、
「離」は、モノへの執着、こだわりから離れる、
という意味があります。
これだけでも、とても奥深いものだということが、感じられます。
特に大事なのは、この「断」と「離」で、これらを繰り返すことにより、身体も心も、健やかな状態を保つことができます。
「要らないもの」や「執着」は、人に、大きな荷物を抱えさせます。
ゆったりしたポーズをとりながら、集中して、自分の心と身体に向き合うことで、要るものや要らないものが、はっきりしてきます。
まさに、心と身体のための「メソッド」といえます。
ダンスとヨガ、断捨離の共通点
断捨離の理念を、ダンスに活かすことができます。
ダンスは、習い初めの頃は、がむしゃらに楽しめば良いのですが、技術や知識が向上してくると、自分に疑問が出てきます。
「何故、あんなことができるのか。どうして、自分にはできないのか」
「どうすれば、もっとうまくできるのだろうか」
「人には、自分のダンスが、どう見えているのだろうか」
など、向上心が出てくるようになるからです。
そんなときには、断捨離する時のように、一度立ち止まって、自分を見つめなおすことが大事です。
「足の筋肉をもっと鍛えれば、できるのではないか」
「これは、間違った身体の使い方ではないだろうか」
「この振付のこの部分は、要らないのではないか」
など、普段動いているだけでは、見えなかったもの、考えもしなかったことなどが、たくさん出てくるでしょう。
まとめ
自分の今の「状態」を知るということは、見落としがちですが、非常に大切なことです。
より良いパフォーマンスができるよう、自分の心身を、常にメンテナンスする癖をつけていきましょう。