ジャズダンスの基礎は「クラシックバレエ」
若い世代でジャズダンスを習い始めた場合は、ジャズダンスの基礎が、クラシックバレエだということを、知らないことが多いです。
身体の使い方の基本、専門用語などは、ジャズダンス、クラシックバレエともに、ほとんど同じですが、
クラシックバレエに比べて、ジャズダンスは自由度が高いので、ジャズダンスは、クラシックバレエの応用といえます。
基礎を飛ばして、いきなり応用に行ってしまうと、誰でも戸惑ってしまいます。
それでは、バレエダンサーが、いきなりジャズを踊れるかというと、そうでもありません。
ジャズは、バレエのインナーマッスルを使いつつ、力は抜き、全身をニュートラルに使うのに対し、
バレエは、動きの全てのポジションが決まっているので、そのあたりは、全く別物です。
しかし、基本は基本です。
早く上達したいという気持ちが湧いて来たら、バレリーナになるという意味ではなく、基礎力を上げるために、バレエのレッスンが必要になります。
「ルルべ(背伸びの状態)」でのキープや、足を高く上げたりするには、全身の筋肉を使う必要があり、これらの動きは、ジャズダンスでは、必要不可欠だからです。
ジャズダンスの基本「アイソレーション」
筋力がついて来たら、いよいよ「アイソレーション」が重要です。
先生やレッスン内容により、違いはあるかもしれませんが、足の裏を、しっかり床につけたままで、首、肩、腕、胸、腰を、部位ごとに自由に動かす練習をします。
短時間では、なかなか習得できるものではありませんが、できるようになれば、踊りの幅も広がり、踊ることが、さらに楽しくなってくるはずです。
腹筋と背筋、ハムストリングス(下肢の後面の筋肉)をうまく使いながら、力を抜いたり入れたりします。
大事なのは、例えば、胸の何らかの動きをする時は、他の部位を必ず止めておくことです。
慣れないうちは、これが非常に難しいのですが、回数を重ねるうちに、どんな動きにも対応できるようになるので、ぜひ続けてみてください。
まとめ
最初は、楽しんで踊るために始めたダンスも、やがて「もっとうまくなりたい」という欲求が、誰にでも出てきます。
奥の深いダンスですが、焦らずコツコツと練習することが、上達の一番の近道です。