日本に設置されている自動販売機の「高さ」は「2種類」だけといわれています。
日本では、自動販売機の高さは、「183cm」か「200.7cm」のどちらかに決められていて、そのうちでも、「高さ183cmの方が、圧倒的に多い」といわれています。
多くの自動販売機が「183cm」の理由
以前は、日本でも、いろいろな高さの自動販売機が、輸入されていたといわれますが、その中で残っていったのが、「高さ72インチ(=183cm)」の自動販売機だったといいます。
「高さ183cm」の自動販売機が残っていった理由には、「日本家屋の事情」が影響していて、「183cmなら、家の軒下におさまる」という住宅事情があったからだといわれています。
「日本の住宅事情にあっていた」ため、他の高さの自動販売機の普及を抑えて、高さ183cmの自動販売機が主力となり、どんどん拡がっていったというわけです。
確かに、自動販売機が並んで置かれているところで、高さが凸凹になっているのは、見たことがないような気がします。
自動販売機の「高さ」は、決まっているとしても、「奥行き」や「幅」は、特に決められているわけではないので、「お金の投入口」や「商品の取り出し口」の位置などは、各メーカーが、いろいろと工夫を凝らしています。
お金をまとめて入れることができる投入口や、取り出し口が少し高くなっていて、腰をかがめなくても取り出せるものなど、様々な形態の自動販売機が世に送り出されています。
183cmある自動販売機の上段にある商品の購入ボタンは、背の低い子供などでは届かないため、上段の商品のボタンが、低い位置にもある、「子供に優しい自動販売機」などもあります。